目が見えなくても、お散歩をあきらめない。「ドッグバンパー」という選択肢
先日、横須賀市秋谷で「ドッグバンパー」を製作されているAtomicWorks合同会社さんが、シアンシャ鎌倉店をご紹介してくださいました。
素敵な記事を書いていただき、本当にありがとうございます!
せっかくのご縁ですので、今回はシアンシャからもAtomicWorksさんと「ドッグバンパー」についてご紹介したいと思います。
目が見えない犬の「白い杖」ドッグバンパー
「ドッグバンパー」という名前を、初めて聞く方も多いかもしれません。
ドッグバンパーは、白内障や緑内障などで視力を失ったワンちゃんや、視力が低下したシニア犬などの歩行をサポートするための補助具です。
ワンちゃんの顔の前方を囲むようにリングが取り付けられていて、壁や家具などに顔や頭が直接ぶつかる前に、リングが障害物へ接触します。
人が使う「白杖」のように、障害物の存在を身体へ伝えてくれる仕組みです。
単に頭をガードするだけではありません。
障害物の存在をワンちゃん自身が感じ取り、少しずつ避けながら歩くことを覚えていく。
そんな「自分で歩くためのお手伝い」をしてくれる道具です。
始まりは、愛犬への「もっと早く作ってあげればよかった」という思い
ドッグバンパーを開発したのは、AtomicWorks合同会社代表の西澤洋さん。
西澤さんは30年以上、機構設計や3Dモデリングなどに携わってきたエンジニアです。
開発のきっかけになったのは、一緒に暮らしていたパグのクーちゃんでした。
晩年、角膜潰瘍を繰り返してほとんど視力を失ってしまったクーちゃん。
もともと活発だったため、見えなくなってからも勢いよく歩き、壁などにぶつかってしまうことがあったそうです。
そして痛い思いを繰り返すうちに、次第に動かなくなってしまいました。
西澤さんには、
「また元気に散歩を楽しませたい」
「何とかしてあげたい」
という思いがあったものの、当時は形にすることができませんでした。
クーちゃんが亡くなったあとに残った、
「開発を仕事にしていた自分が、もっと早く何かを作ってあげていれば」
という後悔。
そこから生まれたのが、現在のドッグバンパーです。
商品ありきではなく、一頭の愛犬との経験から始まっている。
個人的にも、とても心に残った開発ストーリーでした。
一頭一頭に合わせて作る完全オーダーメイド
犬種が同じでも、身体の大きさや骨格、歩き方はそれぞれ違います。
特にドッグバンパーは、リングが障害物へ当たったことを身体へ伝える仕組みなので、身体にきちんとフィットすることが重要なのだそうです。
そのためAtomicWorksさんでは、一頭一頭を採寸して製作しています。
横須賀市秋谷のAtomicWorksさんへ直接伺って採寸してもらう方法のほか、遠方の場合には専用の採寸具を送ってもらい、自宅で採寸することも可能です。
採寸に不安がある場合にはLINEなどを使ったライブ採寸にも対応されています。
採寸したデータから3Dデータを作成し、それぞれのワンちゃんに合わせて製作。
現在では600頭以上のワンちゃんへの製作実績があるそうです。
「見えないから、もう外へ出られない」にしないために
シアンシャはペットタクシーなので、普段からシニアのワンちゃんや通院が必要なワンちゃんを乗せる機会があります。
年齢を重ねれば、
歩くのが難しくなったり、
目が見えにくくなったり、
これまで普通にできていた移動が難しくなることがあります。
そんなとき、
「もう歳だから」
「目が見えないから」
という理由だけで、お散歩やお出かけまで全部諦めなければならないのは少し寂しいですよね。
ドッグバンパーは「自分で歩くこと」を支えるもの。
シアンシャは「目的地まで移動すること」を支えるもの。
方法はまったく違いますが、
ワンちゃんや飼い主さんが“できない理由”をひとつ減らす
という意味では、どこか似たところがあるように感じています。
ドッグバンパーを着けてもう一度お散歩へ。
ペットタクシーに乗って動物病院へ。
そして、体調の良い日には家族みんなでちょっとお出かけへ。
年齢や身体の変化に合わせて道具やサービスを上手に使えば、愛犬との時間にはまだまだいろいろな選択肢があります。
テレビやメディアでも紹介されています
ドッグバンパーはこれまで、NHK「おはよう日本」の「まちかど情報室」や日経MJ、TOKYO FMなどでも紹介されています。
2023年にはBS朝日「ネコいぬワイドショー」でも、「目の見えないいぬを救う!ドッグバンパー」として取り上げられました。
また、獣医師からのアドバイスも取り入れながら製品改良が続けられており、横須賀市のノアどうぶつ病院・進藤陽介先生からも推薦コメントが寄せられています。
最近、愛犬がよく物にぶつかるようになったら
「最近、家具にぶつかることが増えた」
「お散歩へ行きたがらなくなった」
「目が見えにくくなってから動かなくなった」
そんな変化を感じている飼い主さんは、一度「ドッグバンパー」という選択肢を知っておいてもいいかもしれません。
もちろん、目の状態に変化を感じた場合には、まず動物病院で診察を受けることが大切です。
そのうえで、視力を失ったあとも安全に暮らし、歩くための選択肢のひとつとして、こうした補助具があります。
シアンシャとしても、今回のご縁をきっかけに、もっとたくさんの飼い主さんにドッグバンパーの存在を知っていただけたら嬉しいです。
AtomicWorks合同会社/ドッグバンパー
神奈川県横須賀市秋谷を拠点に、視力を失った犬のための補助具「ドッグバンパー」を開発・製作されています。
愛犬の体型に合わせたオーダーメイド製作で、来社採寸のほか、採寸具やLINEを利用した遠方からの相談にも対応されています。
そして今回、Dog Bumperさんのサイトでもシアンシャ鎌倉店をご紹介いただきました。
→「ペットタクシーシアンシャ鎌倉店さんとお友だちになりました!」
AtomicWorksさん、このたびは素敵なご紹介をありがとうございました!
同じ湘南・三浦半島エリアでペットと暮らす皆さまを支えるサービスとして、これからも良いご縁をつないでいけたらと思います。

コメント